2013年5月12日日曜日

ろ過のキホン


水槽の飼育水をろ過するには三種類のろ過が使われます。
  1. 物理ろ過
  2. 吸着ろ過(使わない人も多い)
  3. 生物ろ過

物理ろ過

  • フィルターによってゴミを除去(スクリーニング)する。
  • フィルターが目詰りしたら、清掃(または交換)する。
  • メッシュが細かいと小さなゴミをろ過できる。反面、目詰まりし易くなる。
  • 目詰りしたかどうかは、水量(の減少)で判断することが多い。


吸着ろ過

  • 活性炭等(の吸着効果)によって目に見えないゴミを除去する。
    したがって、物理ろ過後でないと非効率(非経済的)。
  • 吸着効果がなくなったら、交換する。
    期間で判断することが多い。
  • 放っておくと水質にマイナス(吸着物の放出とか)となることがある。


生物ろ過

  • バクテリア(好気性硝化細菌)の働きによって、金魚の排泄物などを分解する。
  • バクテリアを繁殖させた箇所に分解残渣や物理ろ過できなかったゴミが溜まったら(バクテリアと水の接触が悪くなるから)清掃する。
    物理ろ過が上手く働いていれば、その頻度は低い。
  • 清掃によってバクテリアは流出(減少)する。
    ⇒ 水替えと同時にするとバクテリアの減少に拍車がかかるので避ける。
  • バクテリアを繁殖させる十分な面積(ろ材)が必要である。
  • ろ過がキチンと機能していると、飼育水はジャガイモについている土のような臭いがします。



基本を押さえていれば、ろ過装置の自作や改造は可能です。
また、各ろ過装置中のろ材をアレコレと入れ替えたりするのは、よくある話です。
しかしながら、あまり限度を過ごしませんように……。

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