また、細胞膜は親水基を外側に持っているはずです。
とすれば、極性樹脂の方が活着しやすいのではないでしょうか。
という訳で、ネットで樹脂の極性の有無について調べてみたメモです。
なお、親水性との説明があった樹脂は有極性としました。
無極性樹脂
- ポリエチレン
- ポリプロピレン(PP)
- ポリテトラフルオロエチレン
- ポリスチレン
有極性樹脂
- ポリ塩化ビニル(PVC)
- ポリ酢酸ビニル
- ポリエステル
- ポリアクリルアミド
- アクリル樹脂
- ポリカーボネート
- ポリエチレンテレフタレート(PET)
- ABS
- アセタール樹脂
- メタクリル樹脂
- ナイロン6、ナイロン66
- エポキシ(充填剤なし)
- メラミンーホルムアルデヒド樹脂(αセルロース充填)
- フェノール樹脂(充填剤なし・無鉱物質充填)
- 接着性ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)
簡単には、CとHで対称的な構造をしていると無極性ってことですね。
実際に使われている素材は、経済性や安定性に重きをおいて、活着のし易さは構造や表面形状で対応しているのではないかと予想しています。
生物膜との密着強度は、高すぎるのも不適切のようです。
厚くなり過ぎないうちに剥離してしまう方がいいらしいです。
活着は速いけど、密着し過ぎない。
う~ん、表面の凹凸効果で活着速度を上げ、無極性樹脂を使って密着させ過ぎないのがいいのかな?
(参考)
家庭用浄化槽の接触材の材質にあげられていた樹脂
- ポリエチレン
- ポリプロピレン
- ポリウレタン
- ポリ塩化ビニル
- ポリ塩化ビニリデン
- ビニロン
- ポリプロピレン+ビニロン
- ポリエチレングリコール
- セルロース
- ポリビニルフォーマル
- ポリビニルアルコール
- ポリエステル
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