2013年7月4日木曜日

外部ろ過装置1号(ろ過装置3号)の自作

外部ろ過装置の1号機を自作してみました。
先日の検討結果にしたがって、生物ろ過ユニットにばっ気するタイプ(接触ばっ気法)です。
なお、今回も接着剤を使いません。



構成の概要は左図の通りです。
勢いで作ったので、作成後に別案が……。




材料

  • パスタケース  縦長で水槽より背の高いもの
  • Lニップ(エルボ)  12mm 2個 園芸用品
  • エアーチューブ  パスタケースの高さより少し長い程度
  • Tニップ(チーズ)  5mm 園芸用品
  • シリコンチューブ  内径12mm (排水管。塩ビ管でも構わない。本文参照のこと。)
  • どんとキャット  パスタケースの底に隙間を作るため(上部設置型で使ったものと同じ。)
  • シールテープ(水漏れ防止テープ)
  • 塩ビ板  1.5mm厚 90×30mm
  • 塩ビ管  外径10mm 長さ50mmくらい
  • グロメット  9mm、13mm
  • ろ材  Zicra(リングろ材)、ナイロンたわし(上部設置型で使ったものと同じ)
  • 吸盤
  • タイラップ(ケーブルバンド)
  • ポンプ  水作 スペースパワーフィットS
  • ろ材を入れるネット (最終的には使用を止めました。)
  • エアーストン  水作 プラストン
  • Iニップ  5mm(プラストンに付属していたもの)
追記)
以下の改修をしています。(改修記事はこちらです。)
  • ろ材を入れるネットは、ばっ気の邪魔になるため取り除きました。
  • 物理フィルターは別体にしました。

作業風景

パスタケースを使いました。


パスタケースの下側に穴を開けます。
グロメットを付けるので、Lニップの外径+1mmくらいでしょうか。
少しずつ穴を大きくするのには、リーマーを使いました。


Lニップの最も太くなっている箇所は切り落としました。
穴を少し大きくし過ぎてしまったので、細いところにシールテープを巻いて、太いところに重なったところはカットしました。
本体との接続は、押し込むだけです。

エアーチューブや送水管は、フタの開口部から投げ込んでも、フタに直接穴を開けてもいいと思います。
今回は、スライドする部分とフタ本体との間に挟んだプラ板を使って固定してみました。
投げ込む場合でも、エアーチューブはフタのところで外せるようにした方がメンテナンスし易いでしょう。


配置が確定していなかったので、排水管は折れ目の付きにくいシリコンチューブにしました。
加えて、Lニップを吸盤で好きな位置に固定できるようにしています。

配置が確定していれば、塩ビ管などが良いでしょう。

プラストンを2個使いたいので、Tニップを適当にカットして入るようにしました。
プラストンの穴径は、約5mmです。


どんとキャットの大きさは、パスタケースの外寸でカットした後に、現場合わせです。


全体を組み上げて完成です。

物理フィルターとして、円形に切り取ったナイロンたわしを、パスタケースの内部にはめ込んでいます。


作製後記

エアーの吹出しエリアをもう少し広げるか、エアー量を増やしたいと感じました。
面で吹き出すエアーストーン(バブルメイトS104など)を使うのがいいかも知れません。
また、ポンプを外に出して水槽内をスッキリさせたいですね。


追記)

使ってみたところ、ネットの通気性と物理フィルターの通水性が気になって改修しました。
これら2点の改修は別記事にしました。

追記2)

[別案1]
上部に貫通部を設ける案です。
物理ろ過ユニットを別体とするのであれば、こちらの方が良いかも知れませんね。

  • 外観スッキリ。
  • 水漏れの心配が小さくなる。
  • 取水位置(内部配管の長さ)を変更できる。
    でも、ちょうどいい管径のモノが見つかりにくいかも。
  • 排水管にエアーリフト効果を与えることができる。
  • ろ過装置内部の有効容量(入れられるろ材の量)が少し減る。


[別案2]
中程に貫通部を設ける案です。

  • 程々に他案の特徴を備える。
  • 貫通部分の配管が、接着剤を使わないとキレイに収まらない。



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