2013年9月8日日曜日

スポンジろ材について (ろ過装置(システム)に関する私考 その6)


■スポンジろ材について
ネット上で、スポンジろ材を使うアイディアが散見されます。
このとき、バルクのままでなく1cmくらいの角切りにしている人が大半ではないかと思います。

なぜ、角切りにするのでしょう。そして、なぜ1cm角なのでしょう。



スポンジの内部に水を均一に流すのは非常に難しいことだと思います。
それゆえにスポンジは角切りにするのでしょう。
つまり、角切りにするのは、スポンジ内部の全てが有効に働くわけではないから、角切りにして表面積を稼いでいるのだと思いました。
そして、表面積を増やすのであれば細かくすればするほど有利ではあるけれど、ポンプなどに目詰りすることを考えて1cm角なのでしょう。

では、なぜスポンジの内部に有効でないエリアができるのでしょう。
おそらく、空隙が行き止まりになっていたり詰まったりして水が通らないエリアができるからなのでしょう。
スポンジを角切りにすることは、この目詰りリスクを下げることにも役立っていると思います。

さて、それでは行き止まりがなく詰まることのないろ材がベストなのでしょうか。

きっと、そうではありません。

なぜならば、行き止まりがあったり目詰りするような微細な孔は、浮遊するバクテリアを吸着する働きがあると思われるからです。
バクテリアの活着し易い微細な孔があって、それ塞がった後でも十分な通水経路(面積)が確保できるろ材が良いのではないかと思います。

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