2013年6月4日火曜日

自作ろ過装置のウェット&ドライ機構について


今回、自作したろ過装置にはウェット&ドライ機構をつけています。
このウェット&ドライ機構についてちょっと考えてみました。

生物ろ過において、バクテリアが水を処理するのに必要なものは2つあります。
一つは、処理すべき水。もう一つは、酸素です。
どちらが多くても少なくてもバクテリアは十分に力を発揮できません。


ここで、ウェット&ドライ機構が登場します。
ウェット&ドライ機構は、バクテリアを大気に触れさせることでバクテリアに十分な酸素を供給しようとしているのだと思います。
ですが、ウェット&ドライ機構を利用していると溜まった水を一度排水してしまいますから、排水して再び水が貯まるまで生物ろ過ユニットの最上部にあるろ材(バクテリア)は水に接触していません。また、水に浸かるのも数秒です。最下部にあるろ材(バクテリア)はその反対です。大気に曝されるのはほんの数秒になります。
このように、ろ過ユニットの上部と下部では環境条件が異なっています。
きっと、ろ過ユニットの上部と下部でバクテリアの発生~増殖に差が出るのではないでしょうか。
ちょっと話がずれました。
言いたかったのは、ほんの僅かな時間しか水または大気に触れないというのはどうなんだろうと思ったのです。

ここで、前述の考察が正しいかどうかを観察するのも手ですが、水に含まれるバクテリアにとっての栄養分濃度がケース・バイ・ケースであることを考えると、一般化できないような気がするので、止めておきます。

という訳で、ろ過装置を改造しました。
具体的にはウェット&ドライ機構を廃止しました。
単純にサイフォン管を外しただけだと、上から送られてきた水が上から排水されることになって、下にある水が淀んでしまいそうです。
そこで、排水管の周りに囲いをつけて、ろ過ユニットの底の水が排水されるようにしました。

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