2013年8月21日水曜日

ばっ気(接触ばっ気法)について (ろ過装置(システム)に関する私考 その3)

■ばっ気(接触ばっ気法)について
ばっ気するの理由について一般的には、「硝化バクテリアの硝化反応は酸化だから大量の酸素を必要とする。そこで、ばっ気することで酸素を供給している(溶存酸素濃度を高めている)」と理解なさっている方が多いと思います。
果たしてそれだけでしょうか。



気泡の通過時に接触材(≒バクテリア)の表面にある水が追い出され、バクテリア近傍の水が速やかに入れ替わるという現象を見過ごしてはならないと思います。
流速を変えたり、酸素を含まない気体でばっ気したときに生物ろ過の効率が上がるかどうかで検証できるとは思いますが……。

このアイディアが正しいとすれば、ろ過装置の能力アップをしたいときに、ろ材を増やすんじゃなくてポンプのランクを(流速を)上げるという対応も効果があるんじゃないかと思いました。

 ◇

接触ばっ気法に使用するろ材(接触材)に、スポンジのように目の細かいものは不適切だと思われます。
気泡は表面張力によって細かい空隙に入り込むことはできないため、スポンジの内部にばっ気の効果が及ばない、と考えられるためです。
もちろん、表面部分については問題はありません。



(注意!)
「私考」は私的な思考を整理するために頭の中のモヤモヤを書き出したものです。
検証していない妄想なので、正しいかどうか分かりません。
ご承知おきください。

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