2013年8月8日木曜日

回転円板法ろ過装置1号(ろ過装置4号)の自作

回転円板法ろ過装置1号(ろ過装置4号)の作製にトライしました。

回転円板法は、生物膜法の一つです。
生物膜を固着させた円板体を、面積の約40%を汚水中に浸漬させた状態でゆっくり回転させるという構造をしています。円板が水上に出るために、ばっ気も不要です。
小規模な事業所などの小型排水処理設備としては、メジャーな方法のようです。

自作ろ過装置 ―回転円板法―でも水槽のろ過装置としては、見たことありません。
なら、作ってみようかと。

で、目詰りしないようにトリカルネットを使うことを決め、対照実験のために不織布をドーナツ状の樹脂板に貼り付ける方法を考え……。

結果は失敗です。
円盤が全く回転しませんでした。

風呂場でシャワーを使ってあれこれ試してみると、次のことが分かりました。
  • 横から水車に水を当てるより、斜め上から円盤(トリカルネット)に当てた方が回転しやすい。
    ⇒ どうやら、風車タイプでは効率が悪い。
  • 水の粘度を舐めていはいけない。
  • 軸棒がしなっているため、余計な力が必要となっている。

という訳で改修アイディアです。
  • 水を高所に溜め、それを一気に流す。
    ⇒ エアーリフトポンプでは余り高いところへは揚げられない。動作が間欠的になる。
  • 円盤に水を溜める構造を作って、その水の重さを使う。
    ⇒ ちょっと工作に手間がかかりそう。
  • 最もエアーリフトポンプの水流が強い水面高さに水車を設置する。
    ⇒ 動力の伝達にはプーリーなどを使う。水面高さの維持が必要になる。ちょっと大掛かりになる。
  • 棒軸の強度を上げ、摩擦抵抗を下げる。
    ⇒ 金属にする? 中空? 細い方が抵抗は小さい?
  • 軸受けの構造・材質。
    ⇒ ポリアセタール? 接触面積は小さい方が良い?
  • いっそ水面に浮かばせるか。

いつかリベンジ……。

追記)
この程度の円盤(直径6.5cm×18枚)では、活着させる表面積が足りていないかも知れませんので、ご注意ください。


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