2013年5月2日木曜日

金魚の飼い方(知識の整理)

ちょっとここで、金魚を飼うのに必要な知識を整理します。

覚えていただきたいのは、金魚を飼うということは、水を管理するということです。

金魚に必要なものは、エサです。
もちろん、ただの水ではダメです。金魚の生育に適した水です。



そして、金魚の生育に適した水とは、
  1. 酸素が溶けていること。
  2. 有害物質が入っていないこと。
の二点を満たしている水のことです。

つまり、水を管理するとは、
  1. どうやって水に酸素を溶かすか。
  2. どうやって有害物質を取り除くか。
を考えるということです。
もちろん、金魚に与えるダメージを最小限にしつつです。


酸素を水に溶かす方法

単純な言い方をすれば、水を泡立てればいいのです。
具体的には、
  1. エアストーン等を用いる。
  2. 上部からシャワーのように水を降らせる。
  3. ディフューザーを用いる。
などの方法があります。
大体のイメージは以下の通り(ポンプは省略)です。

エアレーション
エアー供給の方法

シャワーとディフューザーは、水流が強いと金魚が疲れてしまうので、それに対する配慮が必要です。


有害物質を除去する方法

有害物質は、主に金魚の排泄物や食べ残しのエサから生じます。
その除去にはバクテリアの力を借ります。(生物濾過といいいます。浄水場と同じ原理です。)
つまり、いかにバクテリアの繁殖し易い環境を作り、どうやって多くの水とバクテリアとを接触させるかを考えれば良いということです。


具体的には、
  1. エアレーションと同時に行う(投げ込み式など)。
  2. 上部ろ過装置を設置する(水槽の上部にフィルターを設置する)。
  3. 外部ろ過装置(外部フィルター)を設置する。
  4. 水中にポンプ付きろ過装置を設置する。
などの方法があります。
1.は、エアーの起こす水流を利用するので、エアーポンプだけです。その他は、水を循環させるためにポンプを使います。
大体のイメージは以下の通り(緑色がフィルター、ポンプは省略)です。



  • エアレーションと同時に行う方法は、最も簡便です。
    一方、ろ過能力はやや弱いです。
  • 上部ろ過装置は、シャワー形式のエアレーションと相性が良いです。
    メンテナンス(フィルターの交換など)が最も容易です。
  • 外部ろ過装置と水中ろ過装置は、どのエアレーションにも対応できます。
    フィルターの交換は外部ろ過装置の方が少しだけ楽かな……。


最後に、有害物質の発生を予防する観点からは、
  • エサを与え過ぎない。
  • 食べ残しのエサを取り除く。
ということがとても有効であることを覚えて置いてください。



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金魚の飼い方





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